リーバイス501の思い出
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中1から母親が買ってきた服に口を出すようになり、中2から自分で服買うようになった。その時の自分はファッションを楽しむというより、ダサいと言われたくないと思いながら、服を買っていた。ネットで「メンズファッション」や「メンズ 中学生」•「中学生 オシャレ」などと調べていた。どのサイトにも書いてあったチノパンやジーンズ、白シャツなどを買ってなかなかいいやんとか思ってたんやろなあ。
ある日、いとこのお下がりでリーバイスのジーンズをもらった。その頃はユニクロやしまむらで服を購入していたため、ブランドなど全く知らなかった。「リーバイス ジーンズ」と調べてみると、いつのまにか色落ちに関する記事を見ていた。長いあいだ見ていたと思う、ジーンズってこんな昔からあるんやとかざっくりとした歴史が載ってるサイトも見てた気がする。その日から自分も色落ちさせたいと思うようになった。次の日からおふるのリーバイスを毎日のように履くようになったし、財布をバックポケットに入れて、財布のアタリがつくようにしたりと頑張ってみたがサイトで見たような色落ちにはならなかった。その頃はすぐ色落ちが出ると思っていた、浅かったし全く我慢強くなかった。色落ちをはやくさせたいと思った定番マンは、紙ヤスリを使って色を落とした。愚の骨頂だった。確かに落ちたのだが、「なんか違う、もとの方が良かった。」と。人為的に色落ちさせてはダメなんやと、履いてこその色落ちなんだと学んで、中学を卒業した。
高校の入学祝いとして、リーバイスの501のノンウォッシュを頼んで買ってもらった。中学の間いろいろ調べて、なんとなくリーバイスの501にしたんだと思う。ノンウォッシュの方が楽しめると書いてたのを鵜呑みにして選んだ。中学の時の二の舞にはさせないように、長く長く履いていった。最初は全然色落ちせえへんけど、洗濯機だけにはボンボンほりこんでいった。履いてなくても洗濯してたときもあった。一度だけ学生ズボンの下に履いていったし、寝るときも履いたこともある。徐々に徐々に、もとの黒に近い紺色だったのが、黒が抜けた紺色、鮮やかな青、淡い青、白い青といろんな姿を見せてくれた。青と白のコントラストがとても綺麗なんだ。やっぱええなぁと思う。ヒゲやハチノスなどのアタリもうっすらだが見える喜び。昔から気になってた、地元の入りにくい服屋に意を決して入った。そこのショップはアメカジ中心だった。初めてジーンズをみて「かっこええなぁ」と言ってもらえた。これ以上の喜びはなかった。買うお金もないのに、度々訪れていろんな話を聞いた。ここでジーンズ以外のこともたくさん教えてもらった。高校の勉強よりも断然楽しかった笑
やっぱり今でも好きだし、これからも好きだと思う。前も好きな思いを書いたが、これの方が伝わるのかなと思ったりしてる。何が好きかってゆわれてもちゃんと答えられないけど、ジーンズの青に私はぞっこんなんだと思う。
高校三年間でこうなりました